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「our modern/われらがモダーン:アジア都市遺産を再認識する」
/ “our modern : Re-appropriating Asia’s Urban Heritage”

私たちの都市は、さまざまな有形、無形の遺産や資産に満ち満ちています。mAANが対象としているのは、なかでも、「近代」が生み出した建造物です。「近代」以前の古い建造物であっても、現在生きている私たちにとっては、生活空間の中の「場所」として存在しているばかりでなく、古くからの歴史に新しい記憶が日々付着し続けています。たしかに、「近代」に発達したアジアの都市は、西洋化や植民地化といった「他者」によって、作り上げられたと見ることもでき、実際そう考えられてもきました。しかし、この自分の生きる都市空間を、すべて「他者」によって捏造されたり、強要されたり、それ故に不純なものとして、忌避することや、あるいは、「近代」の記憶をすべて剥ぎ取って、「古きよき時代」に帰ることに、いかなる意味があるのでしょうか。いまある姿こそが、「われら」なのです。

ここで、私たちは、「our modern(われらがモダーン)」の都市に生きていることを私たち自身が自覚すべきことを提唱し、これを第6回mAAN国際会議のメインテーマにしたいと思います。建築も都市も、私たちの文化すべては、混じりけのないものではありません。長期間の意識的・無意識的、また個人的・集団的な混淆過程(appropriation)の結果が、私たちをとりまく、建築、都市、文化の姿なのです。これは、コロニアリズムの歴史を単に忘却したり、礼賛したりする姿勢とは対極に位置していますし、同時に民族主義的に不純なものとして、植民地時代の建造物を単に否定すること、忌避することをも、乗り越えようとする試みでもあるのです。そして、この認識は、mAANの一貫した基本理念でもあります。

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